2018/01/24
先日、外部の付加断熱工事を完了した仙台市O様邸ではお施主様との電気配線工事(コンセント・スイッチ確認)をして断熱気密工事も完了しました。鎌田工務店の断熱気密施工は高性能グラスウールを採用する繊維系断熱を標準施工としております。
鎌田工務店では壁の断熱材は高性能グラスウール16k品を充填しますが、O様邸では更に繊維が細かく硬くて重い20キロ品の高性能なグラスウールを壁の間に隙間なく丁寧に充填しました。その上から防湿気密シートを丁寧に張り専用のテープでしっかりと気密を取ります。16キロ品や20キロ品の断熱材は密度が高く、将来的にも垂れ下がってくるようなことはありません。
二階天井は吹き込みグラスウールの為に石膏ボードを張ってからの施工に成ります。
壁と天井、一階天井と二階床の胴差部分もしっかりと気密シート(一部、透湿防水シート)を貼ることで気密が連続して本当の断熱性能が発揮されます。毎回説明しておりますが、一番の基本は断熱材の種類ではなく、正しく施工されているかどうかです。
「気密なき断熱は無力!」と言いますが、防湿気密シートを正しく施工し気密施工がしっかりなされて初めて断熱性能が発揮される為、この断熱気密工事は丁寧に作業しています。また、防湿シートと言う名前のとおり冬場の内部結露に有効に働く為に、正しい気密施工は住宅の寿命を延ばします。
鎌田工務店は基本的には高性能グラスウール断熱ですが、部分的にウレタン断熱も採用しています。
配管や玄関ドア、サッシと躯体の隙間にはウレタンを充填しています。
0様邸はダクト式の換気システムやパネルヒーターの配管があるので通常より配管が多いです。
換気システムに関してはダクト式第一種熱交換換気を採用しておりますが給気、排気を機械で強制的に行い、室内の汚れた空気を排出する際、熱を回収し外気から給気する新鮮な空気に熱を伝わらせることのできるシステムで熱交換率90%の高性能の換気システムに成ります。
外部の温度が0°でも室温が20°あれば18°に暖められた空気が室内に入ってくるので冬場の光熱費の削減にも成ります。
夏も同じ効果があり内部が冷えている時は、外部より冷やされた空気が室内に入ってきます。