断熱気密工事。外壁通気下地

      

 

   

 

 

 多賀城市S様邸では外部の付加断熱施工と透湿防水シートの施工が完了して

内部では断熱気密工事が進んでいます。

外周部の壁に隙間なく高性能グラスウールの断熱材を入れます。

隙間なく丁寧に施工を行うことで初めて断熱材の性能が発揮されますので、

断熱施工技術者の丁寧な施工がとても重要です。

二階の天井は吹込みロックウールを採用するので大工さんが石膏ボードを

張ってからの施工に成ります。350㎜の厚みで吹込み予定です。

 断熱材の上には気密防湿シートを張りますが、

気密シートを連続させて、しっかりと気密性能を確保することで、

壁の中に室内の湿気を入れないようにします。この断熱性と気密性が確保されることで、

初めて断熱性能が発揮されることになります。

気密シートが連続するように間仕切り壁や間仕切り天井には

気密シートの「先張りシート」を鎌田工務店では徹底しています。

いくら高性能な断熱材を採用しても気密施工が悪く隙間だらけだと、

熱が逃げて冬に室内が寒く成ってしまいますし、換気もスムーズに計画出来なくなります。

 

 

 

 外部の透湿防水シートとその上に張る通気材下地も完了したので

雨に濡れる心配もなくなりました。

今回もアビス遮熱シートを採用させていただきましたが

遮熱効果ではなく丈夫な防水シートなので採用して頂きました。

透湿防水シートの上の通気材(外壁下地材)は土台通気水切りの下から入った空気が

この通気木材の間を通って屋根裏に流れて、湿気と共に屋根の棟部分や

軒天材の有孔と言われる穴の開いた部分から排出されます。

 鎌田工務店の強みは確実な断熱気密施工と思われているかもしれませんが、

防水や通気も建物の寿命を延ばす大切な部分なので念入りな施工を心がけています。

下の写真は屋根の棟換気部分の写真と軒天の有孔と言う穴の排出部分に成ります。

ちなみに屋根材はスカイメタルルーフの石目調チーク色に成ります。

来週から内部では大工さんの造作工事と外部ではサイディング外壁材の施工に成ります。