壁300㎜断熱の窓の納まり 宮城野区K様邸

 

 

 壁が300㎜以上の断熱層がある、宮城野区K様邸は、ほぼ工事が完了しました。K様邸の外壁は金属サイディングを採用しています。断熱層が厚いためにサッシ(窓)が外壁より室内側に設置しております。
断熱等級6や7を目指すには付加断熱工法が必要で、窓の納め方は「インセット納まり」と「アウトセット納まり」があります。
インセット納まりは、窓の取付位置が室内側にあるので、外気温の影響を受けにくく、窓表面の温度が室温に近づくため、コールドドラフト(窓からの冷気)や結露の抑制にも効果的です。また、意匠性の面で窓に陰影のある外観デザインが実現できます。また、北欧の付加断熱の建物の窓は熱橋対策を考えて、窓を内側に引きこんでいる。日本の付加断熱の建物の窓は雨仕舞いを考え、窓を外側に出している事例が9割以上だと思います。鎌田工務店では熱橋対策を優先していますが、300㎜以上の壁の断熱層には雨仕舞いも問題ないように手間をかけています。



  

 

 天井にはグラスウールの吹込み断熱を施工していますが、厚みは500mmの設定で実際には550mm近くの厚みを確保しています。
これは吹込み断熱の性質上、どうしても沈下が起きる為、1割ほど余裕のある厚みを施工している為です。小屋裏には棟箱も設置しております。

  

 断熱施工が終わった段階で、気密測定も行いました。結果はC値は0.2cm/m2という事でかなり良い数値がでました。
これくらいの結果であれば、24時間換気も計画通りに行えますし、断熱性能も十分に発揮されます。お施主様が立ち合いの気密測定でしたので内心は、ほっとしました。
いつもながら大工さんを始め、職人さん達の丁寧な施工に本当に感謝です。
 

 

 内装工事も完了して、宮城県で初採用に成るスチール製のスケルトン階段も設置されました。
文化シャッターさんのスチール階段。『BXモダンステアーズ』に成ります。採用して頂いたお施主様に感謝しております。丈夫でしっかりとした造り込みです。
シンプルで洗練されたスチールのシャープさに加え、木目を施した暖かな雰囲気の踏板で住宅に力強さと癒しを与える室内階段です。2階の吹抜けにも同じデザインの手すりを配することが可能で、開放的な住空間が実現します。

 写真の通り、K様邸の階段は吹抜け空間がつながっていて視線が抜ける為、閉塞感もありません。温熱的にも空気が循環しやすく、冷暖房時も家全体を効率よく暖めたり冷やすことが出来ます。
もちろん、高断熱高気密な家になっていることが前提ですので、それほど性能の高くない家では寒くなるだけなので、注意が必要です。

 そんなK様邸は、施主様のご厚意で完全予約制には成りますが、完成見学会を開催させて頂きます。寒い時期には高断熱高気密な家を体感するには良い時期だと思います。ご興味をお持ちの方はこの機会にぜひお申込み下さい。お電話かメールでご連絡頂ければと思います。

<ご予約・お問い合わせは>   お施主様のご厚意により予約制で見学会を行います。
   
場所 :仙台市宮城野区鶴ケ谷(詳細はご予約後にお知らせします)
建物規模 :木造2階建て 延べ床面積32坪
建物性能 :耐震等級3(許容応力度計算)長期優良住宅の認定 省令準耐火構造
      UA値0.22(断熱等級7)C値0.2 

電話やメールでも受け付けております↓
◎予約連絡先:090-6789-4068(担当:鎌田 竜也)フリーダイヤル0120-739-808でも可能です。
/E-mail:info@kamata-k.jp

◎電話での受付時間:9:00〜18:00 メールでの受付時間は24時間対応に成ります。

完全予約制の為に、当社担当より予約確認と住所詳細のご連絡をさせていただきます。