2016/08/17
お休み期間中に秋田県由利本荘市に伊藤建友さん手がけたDot(Q値1W/㎡k以下)住宅のビルダー向けに開催した完成見学会にお邪魔しました。伊藤建友さんの髙橋常務さんは鎌田工務店も所属しております、Dotプロジェクト(ドットプロジェクト)で共に学ぶ仲間です。
見学した日も30℃近くある暑い日でしたが、完成したお住まいはとても涼しく爽やかな温室環境でした。300㎜の壁の断熱材やドイツ製のトリプルガラス樹脂サッシ・換気システムなどが丁寧な施工でしっかりと性能を出していました。会場では300㎜の壁断熱施工の実物大の構造模型も展示されておりとても分かりやすかったです。また、お施主様の夢や希望を具現化した室内はとても工夫されていて室内の収まりでも学びを頂きました。
今回の見学会で感じたことは、私にとっては当たり前になってしまっていた高気密高断熱住宅について、違った角度から考える良い機会になりました。そもそも『気密』『断熱』は何の為に必要で、どの程度の性能があれば、ある程度快適に暮らすことができるか一般の方にとっては分かりにくい問題だと思います。
私も経験や感覚で判断してしまっている部分がありました。今回参加した見学会やその後のメンバーとの関わりではその分かりにくい部分の説明の必要性が理解でき、またどのような内容のご説明をする必要があるか自分の中で整理できた気がします。私にとって今まで取り組んできた家づくりの重要さも再確認でき、これから自信をもって、さらに学び続け磨いた家づくりを行っていくべきだと改めて決意することができました。
見学させて頂きました髙橋常務に伊藤建友さんのスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
そしてDotプロジェクト事務局長の長土居正弘さん、メンバーの皆さんと 今後も交流を深め共に学べていけたらと思います。