2017/05/09
柴田郡H様邸の断熱気密工事がスタートしました。
H様邸は付加断熱工法を採用の為に外部の断熱工事から進めました。
上の写真が付加断熱と言う断熱工法の写真です。
ご存知の通り、断熱材を増せば断熱の強化に繋がります。
一般の壁などに増して断熱を増やすことを、付加断熱と言います。
ツーバイフォー工法では壁体の充填断熱層の奥行きを多くとる手法を検討して、壁を2x6にしたり2x8にしたりという方法も行われています。
内部を厚くするのは有効ですが、写真の様に外側に付け加えて断熱する方が断熱材が入らない部分の熱橋対策にもなります。
(柱や梁部分の断熱材が入らない部分は熱が逃げやすく入って来やすい部分になるので熱橋と言います。)
外部に採用した高性能グラスールは32k品25㎜の撥水性のある断熱材で多少の雨になら濡れても心配がない商品を採用しましたが、天気の良い間に透湿防水シートまで完了しました。
内部でも断熱施工技術者の専門職人が柱(スタッド)と柱の間に高性能グラスウール断熱材を隙間なくびっしりと入れていきます。
サッシの隙間にもウレタンを充填して断熱気密をしてさらに気密テープで押さえます。
H様邸で採用している内部の高性能グラスウールは16K90mm厚を採用してます。
断熱材の性能だけではなく施工をしっかり行って、気密性能も高めることが出来る事が重要です。
H様邸の壁は16k品90mm+撥水性32k品25㎜で二階の天井は300mmの吹き込みグラスール断熱を入れ、一階と二階の間にも遮音の為に100㎜の断熱材を充填していきます。重要な開口部の窓は全てオール樹脂サッシで南面以外に部分的にトリプルガラスを使用しています。
(日射取得や日射遮蔽の太陽の熱を入れたり避けたりを考慮してます。)
これは鎌田工務店が所属する新木造住宅技術研究協議会(新住協)のQ1住宅という省エネ住宅の考えに基づいています。
Q1住宅を簡単に説明しますと、通常の省エネルギー基準の住宅に比べて快適な温度を維持しながらも暖房エネルギーが半分以下になるような超省エネ住宅のことです。