気密測定Ⅽ値0.4cm2 / m2でした。

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今日は仙台市青葉区O様邸にて気密測定を実施しました。

鎌田工務店では十年以上前から全棟気密測定を実施してます。

気密性能は、「施工の丁寧さ」に大きく影響されるため、仮に、全く同じ家であっても、「一棟一棟、実際に検査(測定)しなければ出ない数字」に成ります。

上の写真のバズーカ砲のような機械の内部は、単純に強力なプロペラが付いているだけです。

このプロペラで、室内の空気をどんどん外部に出してゆくと、室内が引圧(負圧)、つまり気圧の低い状態になり、隙間があると、そこから外の空気が引っ張られて入り込んできます。

要は、気密性が高ければ高いほど、プロペラを回すと室内は引圧になります。

その引圧になる具合を、温度の補正なども加味して機械が算出し、気密性能を算出します。

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鎌田工務店では同じ新住協の会員さんのBIBビーアイビーさんに気密測定を依頼しています。

良い数値が出るまで何度も測定する事はありません。

O様邸の気密性能は隙間の多さ、を表す数値=C値=0.4cm2 / m2、と出ました。

Ⅽ値が解ると建物の大きさ(延べ床面積)㎡数×C値0.4㎠/㎡=約41㎠となって、約41㎠の隙間が空いているとわかります。!41㎠ということは、約6.5cmの正方形の面積と同程度です。名刺位の面積に成ります。

このC値=0.4と言う値が、どの程度なのか?

例えば、「気密性能を売りにしている会社」では、C=0.3とか0.2とか、もっともっと低い会社もありますが、ハウスメーカーを含め、一般的な住宅と比べて、けっして劣らない、高気密住宅と言っても恥ずかしくない数値であろうと思います。

O様邸の家では引き違いのサッシを5カ所採用しているのもありますが、これ以下を目指すなら全てをサッシを縦滑り窓などの気密性能が高い窓にしないといけません。しかし、鎌田工務店では引き違い窓は外付けのスクリーンやスダレも付けれるので南面の大きな窓には引き違い窓もお勧めしています。

気密についてはいろいろと意見があります。

気密が高すぎると呼吸がしにくく息苦しいと言う方もいますが、全くの誤解で、気密性を高めるのは断熱性能をしっかりと確保するためです。

そして、計画換気を行えば息苦しくなることはありません。これらはセットで考えるもので、中途半端な気密性ではしっかりとした換気は行えませんし、壁の中で結露が起き、シロアリが出たりで良い事なしです。

低気密は良い断熱材を使っても断熱性能は発揮されません。

また、「木は呼吸してるから気密工事はいらない」と言っていた業者さんもいましたが、木材は呼吸をしていると言うより湿気を吸ったり吐いたりをしているだけです。

家の気密施工は木材の湿気のやり取りを止めるのではなく、屋外と室内の空気のやり取りを止めることなのです。気密工事は家の寿命を延ばし快適な空間を造る大事な工事と言えます。

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内部では造作工事も進み、天井の羽目板張りを進めていました。

鎌田工務店では天井にパインの羽目板を施工する事が多いです。

温かみがあり自然な感じで匂いも少ない。当然、木なので調湿効果もあります。

全面に羽目板を張ると過剰な自然に成り、サウナ室の様に成りますが天井の板は目立たないし汚れない、ヨーロッパの住宅には天井をパインやスプルス材を使う事が多いようです。

飴色に経年変化する羽目板はゆったりとした時間が感じさせてくれます。

時が物を美しくする。

無垢の天井板はその代表だと感じてます。