2018/01/30
仙台市O様邸の外壁サイディング工事が間もなく完了します。
サイディング工事の後にサイディングのジョイントや窓周りのシーリング工事と軒天と破風の塗装工事をし雨樋を取り付け致します。
内部では天井のパインの羽目板張りや床材を張り進めています。
O様邸の室内仕上げは天井が無垢の羽目板で壁は珪藻土の自然素材をメインに採用しています。床材はメンテナンスも考慮して住友林業クレスト製のノンワックスフロアーを採用しました。
傷も付きにくくストレスなく採用出来るおすすめの床材です。
そして工事途中ですが気密測定も行いました。 鎌田工務店の気密測定は新住協の会員さんでビー・アイ・ビー株式会社さんに成ります。自社検査ではありませんし、良い数値にするまで何度も測定したりはしてません。
高気密住宅と言われる基準がⅭ値2.0cm2/m2ですが、鎌田工務店ではその半分の1.0cm2/m2以下を基準値としています。目標は0.5cm2/m2以下です。
1.0cm2/m2以下を基準値なのは、快適な空間に成り24時間換気の計画換気が計画的にしっかりと行われるにはこの数値が必要になる為です。
O様邸の結果は0.4cm2/m2でした。工事に携わった皆さんの協力のお陰で、Ⅽ値0.5以下の目標達成出来ました。0.4cm2/m2以下を目指すには大きな引き違い窓を減らさなくてはいけないと思いますが、O様邸では五カ所の引き違い窓を採用しているので良い数値だと思います。
となって、約40㎠の隙間が空いているとわかります。!40㎠ということは、約6.3cmの正方形の面積と同程度です。名刺位の面積に成ると思います。
気密が取れていないとすき間がある事になり、熱や音、ホコリ、花粉、湿気の侵入口になります。
同時に換気ムラが起こる原因にもなります。この工事日記を読んでいただいてる方はご存知かもしれませんが、鎌田工務店では、10年以上前から全棟でどれだけすき間なく施工できているのかの確認のために気密測定を行い、高い気密性が確保出来ているかをチェックしています。
設計上の目標値としては0.5㎠/㎡程度としています。
実測の平均値は0.4㎠/㎡前後という国内トップレベルの数値を確保しています。
気密性が高いことで空調効率が良くなり、光熱費の削減に繋がります。
なお、この気密性がしっかり確保されていないと、高い断熱性能の住宅では室内と室外の温度差が大きいことが災いし、かえって壁内結露などを引き起こす危険が高くなってしまいます。