2016/01/13
名取市Y様邸では、断熱施工技術者による断熱・気密工事が完了しました。
外部では透湿・防水シートの上から通気胴縁(木の桟)を施工しています。
この胴縁の間を熱せられて湿った空気が通って屋根の棟の換気ガラリや軒先の裏の部分から排出されます。
断熱材はいつも通り、高性能グラスウールです。
断熱性の高い24kg相当品を使用しています。
隙間なくびっしりと断熱材グラスールを入れていきます。
断熱材を入れた後、特殊な気密シートを貼っています。
袋入りの断熱材に比べて手間はかかりますが、確実に気密層を連続させることができる為、気密性はかなり上がります。
さらに窓廻りや、コンセント部分も、気密テープをしっかりと施工することで設計通りの性能を発揮することができます。
いくら性能の高いものを使って、設計で良い数値が出ていても施工(工事)がしっかりと行われていないと性能は出ません。
性能が良いのは今時、当たり前の話だと思われがちですが、正しい施工を行っている住宅会社はまだまだ少ないと思います。
断熱材の種類で性能が決まるのではなく、厚みや施工の仕方で性能は全く違うものになります。
厚みは設計で考えることですが、施工は実際に作業を行う職人さんの理解と丁寧さがないとできません。
現場を管理する人間がしっかりと知識を付けて、現場確認を行うことがもっとも大事です。