2017/10/31
仙台市泉区N様邸では内装仕上げの壁紙工事が始まりました。
石膏ボードのジョイントを内装屋さん(壁紙工事の職人さん)がクロスの下地処理としてボードの継ぎ目やビスにパテを施し、サンドペーパーで全体を平滑にしていきます。一回目のパテに二回目の仕上げのパテを行います。
その後、壁紙を貼っていくのですが、壁紙は下地次第で仕上がりに大きな差がでます。
クロス屋さんの丁寧な作業が活きます。
クロスを貼り終えて後は左官職人さんが仕上げの珪藻土を塗る予定です。
外部では雨樋も取り付けたので外部足場も撤去しました。
冬場に効率よく太陽の熱エネルギーを取り入れるためには南側の窓を大きなサイズにしてます。
その方が温熱的にも好ましく、樹脂サッシのガラスの性能向上により寒冷地でも快適な温度環境をつくり出すことが可能に成ってます。太陽の熱エネルギーという恩恵を最大限に生かすような設計です。
太陽高度が高い夏場は深い軒の出で日射遮蔽する計画で東と西面は外付けのスクリーンを設置します。
換気システムは鎌田工務店でも四度目になるパッシブエネルギージャパン製「せせらぎ」を採用しました。
毎回、小さな構造変更がある「せせらぎ」ですが、毎回、機能も施工性も良く成りお勧めの換気システムです。お客の声を商品に反映させる良いメーカーさんだと思います。
通常、鎌田工務店ではダクト式の熱交換気システムを採用していますが、天井の高さ確保やお施主様のライフスタイルをお聞きして換気システムを提案しています。
ダクト式熱交換型第1種換気システムは、室内空気をダクトで1か所に集めて、入ってくる外気と熱を交換しながら(冬の場合、暖かい室内空気で外の冷たい空気を暖めながら)換気する仕組みになっています。ダクト式は給気は給気専用、排気は排気専用ですが、ダクトレス換気は、70秒ごとに排気と給気を入れ替えることで、常に新鮮な外気を取り込みながら、熱を逃がさずに室内の温度を恒常的に保つことができます。
そもそも換気の目的は、建物内で絶えず発生する汚れた空気(建材や家具から発生するもの、人体や台所、浴室などから発生する水蒸気、)を室内に留まらせることなく、絶えず新鮮な空気と交換・循環させることです。換気をしなければ、例え雨や風は防げても、身体に害のある建物になってしまうこともあります。換気の不足は、結露を発生させる原因となり、
(結露が発生する→カビが生える→ダニや白アリも来る→健康被害も出る→住宅も痛む→良い事なし!!)
建物自体の耐久年数を短くすることもあります。人間が健康的に暮らしながら建物を維持していくためには、換気によって新鮮な空気を継続的に室内に入れることが大切です。