2017/11/28
仙台市青葉区O様邸ではフレーミング工事(建て方工事)も完了して本日、仙台市の中間検査と瑕疵保険の上部躯体検査を受けました。
上の写真は検査をして頂いている検査の様子です。
中間検査では主に法律の面で問題がないか現場での確認を行って頂きました。
瑕疵保険の検査では主に建物構造部分について図面通りにできているかどうか金物などのチェックを行って頂きました。
一部、同じ内容の部分もありますが、どちらも特に問題なく、合格を頂きました。
2x4工法は釘もたくさん使いますが、金物も多いです外部の写真から見ますと軒先の下あたりに見える金物TSと言いますが、俗称ハリケンタイ、庇が風からのあおりを受けない様に455㎜おきに取り付けています、また基礎上にはS-65と言う金物、建物の角や耐力壁の交差部分、窓の両サイド、1.2階の胴差にも使用します。
釘や金物も多く毎回、大工さんと一緒に検査前に点検をしています。
中間検査や瑕疵保険の検査に合格すると、釘や金物に問題がないので「透湿防水シート」を張る事が出来ます。上の写真の白いシートに成ります。
粒子の大きい水は通さない特殊な「透湿防水シート」を外壁全面に張ります。
これで雨水の浸入を防ぐことができ、建物の内部に水が入る心配がなくなります。
この透湿防水シートの施工で多く見られる間違った施工方法は雨水防止シートと思っているのか、シートとシートのジョイント部分とか窓廻りとの取り合い部分では一切テープを使わず、タッカーで止めただけになっている会社がまだあります。鎌田工務店では窓周りや換気フード等の気密テープ処理以外に透湿防水シートのつなぎ目のジョイント部分もテープを張るのが標準施工に成っています。
ジョイントにテープを張らないと下からくる通気でシートに隙間ができ、その隙間から風が断熱の中に侵入し断熱効果を大幅に低減させてしまうことになると考えているからです。
その上から通気胴縁と呼ばれる木の桟を施工しています。
外壁の下地も兼ねますが、木の桟は桟の間を空気が流れることで壁の中で発生した湿気を外部に排出します。その工事も明日予定してます。
建物の耐久性にとってとても大事な工事になります。