2019/02/05
仙台市泉区F様邸では外部の透湿防水シートの施工が完了して大工さんが
その上に張る通気材下地を施工しています。F様邸は断熱施工中ですが、
南側面のガラスを日射取得型のガラスを採用したので工事中も太陽の光が入れば
現場も暖かくなり工事もしやすいです。ガラスは面によりペアガラスやトリプルガラスと
使い分けしております。
透湿防水シート(シルーバー色シート)を施工した後に、
外壁サイディングの下地にも成る通気胴縁と言う木材を取り付けています。
土台部分からこの桟の間を屋根裏に空気が流れて棟から排出されます。
壁の中からの湿気も一緒に排出される為、壁の中が腐りにくくまた、
仕上げとの間にも空間ができて雨水の壁内への浸入リスクも減ります。
鎌田工務店では軒が深いので軒部分にも一部穴の開いた軒天材を張り、
外壁の通気層に入った湿気や熱も排出しています。
防水に成るのでこの透湿防水シートの状態で完璧な防水を目指します。
F様邸では遮熱シートを採用しました。(通常はタイベックの白いシートに成ります。)
鎌田工務店の強みは確実な断熱気密施工と思われているかもしれませんが、
防水や通気も建物の寿命を延ばす大切な部分なので念入りな施工を心がけています。
透湿防水シートはのジョイントはもちろん、サッシ部分にも防水気密テープで
連結する事が重要に成ります。透湿防水シートの施工でその会社の技術力が分かります。
鎌田工務店の断熱工事は専門の断熱施工技術者が施工しますが
その分、大工さんは先張りシートの気密シート張りや通気と防水に集中出来ます。
高性能グラスウール(ピンクのグラスウール)は密度が高い為、断熱性能が良いのですが、
さらに断熱材を覆うように防湿気密シートを施工することで気密性が高く、
理由は住宅の壁内のカビは、外壁の防水が切れて外部からの水が浸入するより、
浴室のリフォーム工事や住宅の解体工事を経験する工務店だからこそ良く分かります。
問題は壁の中(特に内側)に隙間があることと気密(防湿層)が
ではどうすれば解決するかと言いますと、やはり丁寧に断熱材を入れて、
通常のダクト式の第一種換気システムは、 各居室にダクトを持っていかなければならず、
天井高さを確保しながらだと施工的にも難しかったのですが、 ダクト工事がないダクトレス換気は、
壁にパイプファンや3種換気の給気口のように穴を開けて設置するだけなので 施工が楽です。
70秒ごとに給気と排気を切り替えるシステムで、熱交換をしながらも
部屋の空気全体に揺らぎを与えるような自然換気に近いイメージです。