2019/08/06
名取市O様邸の基礎工事は瑕疵保険の配筋検査にも無事合格して
立ち上がりコンクリートの打設も完了しました。基礎工事では
まずは基礎の高さに合わせて、掘削作業を行っていきます。
ベタ基礎は建物外周部は深くなっているのですが、O様邸は構造計算にて
地中梁がいくつか入る強固な基礎の為に基礎屋さんに調整して頂きながら
掘削作業をしました。掘削してから砕石を敷き並べて、しっかりと砕石を
締め固めをしっかりと行った後、土中の湿気防止の土間シートを
基礎全面に敷いています。
その後に捨てコンクリートを打ち込み基礎の配筋の墨を出しやすくしたり
外周部の型枠を固定しやすくなります。外周部より地中梁が下がったのは
O様邸が初めてでしたが、基礎屋さんが慣れていたので助かりました。
基礎の配筋の位置を出した後、配筋を組むのですが地中梁や補強筋があったために
基礎屋さんと打ち合わせをして配筋を組む順番を計画しました。
床面の配筋が終わってからでは補強が出来ないのでこの打ち合わせに時間をかけました。
耐震等級3だと二階建ての木造住宅でも緻密な配筋の梁が基礎の中に入ります。
配筋が完了すると瑕疵保険の基礎配筋検査を受けます。
配筋の結束が図面通りの施工か、配筋の太さや間隔など細かい
部分にも間違いがないか確認してもらうのが配筋検査になります。
検査での合格を確認した後、床面に成る耐圧版部分のコンクリートを打設します。
現場にはコンクリートミキサー車やポンプ車が入ります。
コンクリートに振動を与えながら、隅々までコンクリートを流しています。
耐圧版のコンクリートが完了すると隅出しをして配筋のかぶり厚を確認して
型枠を組み立ち上がりコンクリートを打設しました。基礎屋さんに綺麗にコテでならして
頂いたのでクラックもなくスラブの床面もきれいに仕上がりました。
立ち上がりコンクリートを施工して、養生期間の写真ですが暑い日が続きますので水を散水して
養生しています。夏は温度が高いのですが水分も蒸発しやすいために、逆に乾燥しすぎるので
大切な仕事になります。