2019/10/07
名取市O様邸では断熱気密工事が完了しました。
鎌田工務店では断熱気密施工を高性能グラスウールと防湿気密シート
という方式で20年以上前から施工しております。 内装の下地の石膏ボードの
裏側が防湿気密層に成ります。そのシートは壁の中に湿気を入れないようにして
防湿層に成る新住協の「新在来工法」を教科書どうり施工しています。
気密性能をいかに出すかが断熱材の数値どうりの断熱性能を
決めるといっても過言ではありません。
住宅はどんなに腕が良い大工さんでも小さな隙間を無くして造る事は難しい上、
水道・電気・換気・設備など、気密部を貫通するものが色々あります。
住宅がきちんと隙間なく施工されているかチェックする方法があります。
住む前に断熱性能の良し悪しを事前に判定できる「気密測定」という方法ですが
鎌田工務店では全棟に必ず気密測定を行うようにしています。
気密測定は専門の気密測定試験機を使って現場で行います。
目視では確認できない大きさで住宅の様々な箇所に開いている
小さな隙間の面積を合計(cm2)し、住宅の延べ床面積(m2)
で割って数値化したものでC値(隙間相当面積)と呼びます。
お施主様と現場確認のついでに気密測定にも立ち合いして頂きました。
結果的にはC値(隙間相当面積)で0.3cm2/m2という
良い数値が出て安心しました。
お施主様には目標は0.5cm2/m2以下とお伝えしていますが
繊維系断熱材でC値が1.0を切るにはかなり注意をして施工をする必要があります。
隙間相当面積の数値は間取りや家の大きさサッシの形状や数でも変わりますが、
鎌田工務店では気密の数値目標をC値0.5cm/m2以下にしています。
それを普段通りの施工でできることが証明できたことが何よりでした。
外壁面の透湿防水シートは必ず連続していることを確認します。
ジョイント部分には気密テープを連結させます。
通気層に入った雨水や壁に入った湿気は通気層から地面に向かって
排水されるようにイメージして透湿防水シートの
収まりを考えて施工しています。
透湿防水シートを一旦外壁を全て仕上げてしまう感覚で実際の仕上げ
の外壁サイディングは透湿防水シートを保護する感じに取り付けています。
外壁サイディング工事も間もなくスタート致します。