外壁工事、気密測定、

 

名取市W様邸の内部造作工事も進んでいますが、

完成前に気密測定を実施しました。内装工事前でも石膏ボードを張った状態なので

漏気があっても修正が出来ませんが鎌田工務店ではこのタイミングが多いです。

結果はⅭ値0.3㎝2/m2の良い数値が出ました。

このC値が小さいほど気密性能が良いのですが、

一般的に次世代省エネ基準ではC値2.0cm2/m2以下が基準です。

しかしC値2.0cm2/m2ですと24時間換気が計画通りに機能しない為、

鎌田工務店ではⅭ値0.5㎝2/m2以下を目指しています。

気密測定をする事で気密施工の結果を数字で見える化することが出来ます。

付加断熱の後の外壁の通気下地も完了してサイディング工事も完了しました。

湿気は通して、粒子の大きい水は通さない

特殊な透湿防水シートを外壁面に通常どこの会社でも張ります。

透湿防水シートの施工で多く見られる間違った施工方法は

雨水防止シートと思っているのか、シートとシートのジョイント部分とか

窓廻りとの取り合い部分では一切テープを使わず、タッカーで止めただけに

なっている会社がまだあります。内の大工さんは教科書以上の仕事をしてます。

木造住宅を長持ちさせる為には内部の防湿施工も大切ですが、

それ以上に通気と防水にも気を使って施工しています。

 木材は、乾燥しているほど強度も強く、また、

腐ることもなくも何十年と長持ちしますが、一旦木材が湿ってくると、

強度も低くなり同時に腐り始める事もあります。

つまり、木材が常に乾燥しているかどうかが木材の強度と寿命を

決めていますから外壁通気工法は木造住宅を長持ちさせる大事な要素に成ります。

 

大切な通気ですが、バルコニー笠木上場もサイディングの裏打ち仕上げを行わず

笠木用の通気材を採用しています。

日本住環境さんのバルコニー笠木の通気の確保も出来て

防水もしっかり出来る笠木天端スペーサーを標準採用としました。

笠木天端スペーサーは、バルコニー部分の笠木下において

通気層の上昇気流をダイレクトに受け入れて通気ができ、

確実に通気経路を確保出来ます。笠木天端スペーサーは

外壁通気工法の(壁の中の空気が流れるようにすること)出口の部材です。
 
当然、空気が入る所と空気が出て行くところが無くてはなりません。

鎌田工務店では通気が確保しやすい商品だと思い標準採用していますが、

防水に対してもサイディングの裏打ちや他の商品よりダントツに

優れていると感じてます。

外壁工事も完了したので間もなく足場も撤去に成ります。