2020/08/31
仙台市K様邸では大工さんの造作工事が完了しました。
現場では仕上げ工事の職人さんが大工さんと変わり現場に入っています。
写真は小屋裏部分の天井の断熱材です。
鎌田工務店では二階の天井に使っている断熱材はロックウール25キロ品に
成り吹き込みタイプの断熱材を採用しています。
天井裏は吊り木や野縁、配線配管等の障害物が多いため、
従来の敷き込み工法では 部分的に断熱材が入っていなかったり、
十分な厚みが確保されてない場合もあります。
ブローイング断熱工法なら断熱材がすみずみまでいきわたり、
スキ間なく施工できます。厚みは350mmの設定で実際には400mm近くの
厚みを確保しています。
これは吹込み断熱が重みでのちのち沈下が起きる為です。
ブローイング断熱工法は断熱先進国で長年の
実績がある工法で、作業車に積まれた吹き込み専用マシーンから、
おもに天井裏等に専用の断熱材を吹き込む断熱工法です。
短時間で断熱材を入れることが可能で工期を短期間で終わらせる事ができ、
新築はもちろん生活しながらに断熱対策ができるため、
リフォームの際には大きなメリットになります。
仕上げ工事では最初に塗装屋さんが木部の塗装を行います。
埃が立たない状態で塗装工事をします。鎌田工務店では木材を多く使うので
採用している塗装も「オスモカラー」と「キヌカワックス」を採用してます。
オスモカラーはひまわり油、大豆油、アザミ油、といった自然の植物油
と植物ワックスからできた自然塗料です。ドイツは環境安全面に対する
基準が厳しく、子供が使用する玩具、ベビーベッドなどの育児家具の
塗装には非常に厳しい基準が設定されています。オスモカラーで濃い木材の
色を付けたりホワイト色に仕上げたりしています。
0歳児のおもちゃに使える安全性を持つ塗料で安心です。
もう一つの塗料のキヌカワックスはお米をベースとした塗料に成ります。
昔の人は床や家具をこの米ぬかで磨いていました。
キヌカはこの先人たちの知恵に、現代の知恵をプラスした自然塗料。
成分はお米をベースにしており、溶剤など体に悪い物質は一切入っていない
正真正銘100%自然素材の塗料です。自然由来の落ち着いた雰囲気は
無垢材との相性も抜群です。塗装工事の後に珪藻土塗り壁の
左官屋さんや壁紙のクロス職人さんが現場に入ります。
外部の外壁のシーリングレスサイディングも間もなく完了します。
鎌田工務店も採用率が多く成ってきた
コーキング処理が少ないサイディング(外壁材)に成ります。