利府町のO様邸では地盤改良工事も完了し
基礎の立ち上がりコンクリートも打ち込みが完了しました。
正月休み中をコンクリートを乾かす養生期間とする事にしました。
基礎工事では砕石を敷きならして、砕石を締固める為に
プレートと言う転圧機で地盤をならします。
その後、基礎の下全面に防湿シートを敷いて、
捨てコンクリートに基礎の位置を正確に出す為に墨で印をつけて、
鉄筋を組んでいきます。
基礎の配筋図面に合わせて、鉄筋を並べて、
結束していくと部屋の位置もだいたい分かります。
配筋が終わると第三者の検査機関による瑕疵保険の配筋検査を受けます。
図面と違いがないか確認をしながら、
鉄筋の基準に則って細かくチェックを行ってもらい無事合格しました。
冬場は養生期間(コンクリートを乾かす期間)を長めに取りますが、
正月休みもあり長めの養生期間に成ります。
コンクリートには強度がありますが夏場と冬場で強度を変えています。
最近の住宅の基礎は15cmが標準的な幅となっていますが、
鎌田工務店は外周部の基礎幅を18cmとしてさらに強固にしています。
配筋の被り厚の確保もありますが、18cmの幅は強度はもちろん、
もうひとつの目的として内部の鉄筋の劣化の保護ということもあります。
検査前には提携している設計事務所の千葉さんにも確認して頂きました。
鎌田工務店の家づくり(新築事業部)では、私(鎌田 竜也)が
ほぼ現場の施工管理をしています。ただ、確認申請の検査や瑕疵保険の
検査などに毎回、業務提携している設計事務所さんも
設計管理の立場で立会いの検査をして頂いてます。
検査する立場が多く回数が多い事は、図面や現場のチェックに
集中することができます。
その分、事前にミスを発見出来て毎回スムーズに検査に合格出来ています。