2021/11/07
ゼロエネルギー住宅仙台市A様邸の基礎工事が進んでおります。
まずは基礎の高さに合わせて、掘削作業を行っていきます。
ベタ基礎は建物外周部は深く成ります。掘削してから砕石を敷き並べて、
しっかりと砕石を締め固めをしっかりと行った後、土中の湿気防止の土間シートを
基礎全面に敷いています。
その後に捨てコンクリートを打ち込み基礎の配筋の墨を出しやすくしたり
外周部の型枠を固定しやすくなります。
配筋が完了すると瑕疵保険の基礎配筋検査を受けます。
配筋の結束が図面通りの施工か、配筋の太さや間隔など細かい
部分にも間違いがないか確認してもらうのが配筋検査になります。
このタイミングで地鎮祭お預かりした「鎮め物」も基礎の中心に納めます。
検査での合格を確認した後は、床面に成る耐圧版部分のコンクリートを打設します。
耐圧版のコンクリートが完了すると隅出しをして配筋のかぶり厚を確認して
型枠を組み立ち上がりコンクリートを打設しました。基礎屋さんに綺麗にコテでならして
頂いたのでクラックもなくスラブの床面もきれいに仕上がりました。
現場にはコンクリートミキサー車やポンプ車が入ります。
コンクリートは、生コンクリート工場からミキサー車を使い、現場まで運ばれてきます。
この時のコンクリートは液体のような状態です。現場に到着すると、
コンクリートが発注した品質どおりのものか、出荷伝票(納品書)を確認します。
写真の様にコンクリート打設専用のポンプ車(黒いホースの付いた車)
を使って流し込む方法が一般的です。ポンプ車は、ミキサー車の
コンクリートを車の後ろに入れ、ポンプの力でコンクリートを送り出します。
ポンプ車を使ったコンクリートの打設はとても効率がいいため、
時間が短縮でき、コンクリートが固まるまでの時間に余裕を持つことができます。
流したあとはコンクリートが型枠の隅々まで行き渡るよう、
バイブレーターと呼ばれる専用の機械で振動を与えます。
型枠の中に入ったコンクリートは、そのときの気候にもよるものの、数時間で固まり始めます。
住宅の基礎は、底面部分と立ち上がり部分の2回に分けて作るのが一般的で
どちらの作業も通常1日で完了致します。
コンクリートを打ち込んだ次の日から基礎に水をまいたり
貯めたりする湿潤養生をします。基礎に水を撒く事に驚く人もいるのですが、
コンクリートは水の中でも固まるため、問題はありません。
立ち上がりコンクリートを施工も完了したので今週はコンクリートの乾かす期間
(養生期間)としました。来週から水道工事の業者さんが入る予定です。