建て方工事。ウッドショックの現状

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仙台市泉区A様邸は基礎が完成しました。

基礎の養生期間(コンクリートを乾かす期間)もしっかり取り

寒い時期になると基礎の呼び強度も上げてコンクリートを打ち込みます。

また、通常、基礎のコンクリート立ち上がり部分は幅150㎜が一般的ですが、

鎌田工務店では外周部のみ幅180㎜にして強度を上げています。

もうひとつの目的として内部の鉄筋の劣化の保護ということもあります。

玄関土間や浴室内部土間は基礎断熱に成る為に土間部分と立ち上がり部分に

ポリスチレンフォーム3種90㎜厚みを入れてからコンクリートを打ち込みします。

 

外部と内部の給排水の水道工事も完了しました。

配管を事前に行っておくのは、建物が出来てからだと外壁に傷をつけるリスクが減り、

現時点の方が作業もしやすく、足場を外してからの日程を少なくすることができる為です。

建て方の時には床下時合板もほぼ貼り終える為、

建て方前に行うことで正確で早い作業を行うことができます。

 

 

   

 

  

 外部と内部の給排水工事が完了すると足場を組み

いよいよ大工さんたちによる建て方を開始します。

基礎の上に基礎パッキンを置き、通気ゾーンと気密ゾーンを分けながら床下通気を確保して

加圧注入された防蟻・防腐材の土台と大引きを設置した後に90㎜厚みの断熱材を入れます。

通常、宮城県内の床断熱材の厚みはポリスチレンフォーム3種ですと65㎜程度が多いですが、

鎌田工務店では標準厚みを90㎜にしています。サイズにカットするのが

時間がかかるようになりますが、その分断熱効果はあがります。

床断熱が敷き込み終わったら、床の構造用合板28㎜を張っていきます。

床鳴り(ぎーぎーなど)しないように根太ボンドを塗布し釘でとめていきます。

全て張り終えると1階の床が完成して、床の養生シートをして1階の壁の建つ場所を墨付けし

いよいよ壁を作り、起こしていきます。

 

 枠組壁構法(ツーバイフォー工法)は、床~壁~二階床~2階壁と工事が進められ、

壁と床の6面を剛性の高い合板を張った枠組みで固められ、がっちりした箱ができあがります。

枠組壁構法はこのような箱の積み重ねですから、高い耐震性・耐火性・断熱性気密性が

優れているのでお勧めしています。

 

    

 12月の現在も、ウッドショックにより木材の高騰や構造用合板の入荷の遅延などが

発生しております。一時期より多少、落ち着きを取り戻したものの、まだまだ木材の価格の

高騰は続いている状況です。鎌田工務店では構造材料を仕入れしている木材屋さんを変えずに

お互いの信頼関係を大切にしながらお付き合いをしてきました。

そのお陰で早めの注文は必要ですが木材の準備が出来ないような事態は防げています。

 ご存じの方もいるかと思いますが、木材の他にも半導体不足で便器や温水器、給湯器、

エアコンや照明、インターホンまでも製造遅延で入りにくく成って来ています。

半導体ショックなどと言われています。これも建築資材の早めの注文で回避できます。

 これから家づくりを計画する方にはウッドショックや半導体ショックは暗いニュースに

なりますが来年から新しい「こどもみらい住宅支援事業」と言う補助金制度も始まります。

中小工務店が採用出来るグリーン化事業よりグループ内の決まられた枠もなく

採用できるのと事務局を通さないので申請費用の負担もかからないと思います。

 2021年のグリーン住宅ポイント制度と似ていますが、ZEHや認定住宅や断熱等級4など

対象住宅も多いのとエコポイントよりも補助金額も高く成っていて

子育て世帯・若者夫婦世帯に手厚い補助金・助成金制度に成ります。