建て方工事(大型パネル)太白区K様邸(平屋)

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 太白区K様邸の建て方が完了して、屋根の下葺きルーフィングも完了しました。ツーバイフォー工法では上棟とは呼ばずに、構造躯体を組み立てる工程を
フレーミング工事と呼んでいます。事前に工場で組み立てられたパネルを現場で組み立てていきます。

普段、クレーンが入れないような場所や、トラックが入りにくい場所では、現場でフレームを造ることもありますが、梅雨時期や台風時期、雪の季節は、パネル工法を選択しています。あらかじめ工場でパネルを作っているので、数日で建物の構造躯体が組めます。雨に濡れるリスクが減ります。

鎌田工務店では新築工事には、2×4(ツーバイフォー工法)を採用しています。
ツーバイフォー工法は六面体構造で外力を分散させて建物の変形・崩壊を防ぐため地震や台風といった自然災害に強い工法だからです。そして、構造計算をしっかり行い、許容応力度計算による耐震等級3を取得できる設計を採用しています。気密性や高く耐火性や省エネルギー性に優れているので、断熱材を丁寧にたっぷり入れると高性能な高断熱住宅に成ります。中間検査も瑕疵保険の躯体検査も指摘事項なしで合格でした。中間検査では主に法律の面で問題がないか現場での確認を行って頂きました。瑕疵保険の検査では主に建物構造部分について図面通りにできているかどうか釘ピッチや金物などのチェックを行って頂きました。

無事にフレーミング工事も終わり、構造躯体検査も無事に終わったので、防蟻処理の工事や窓の取り付け、付加断熱工事へと進んでいきます。
暑い日が続いているので、現場の職人さん達は十分に熱中症対策をとりながら、作業を進めています。

 

 

 

K様邸はUA値が0.29W/m2Kと外皮性能が高いです。充填断熱16k高性能グラスウール断熱材の90mm+付加断熱厚み90mm=壁の断熱厚み180mm一般的なツーバイフォー工法の2倍の厚みに成っています。家を快適にするには魔法はなく断熱材を丁寧にたっぷりと入れる事に成ります。断熱材を入れれるのは建築時だけに成ります。なので建築時に出来る限り、断熱性を高めることをお薦めしています。この差は目に見えないのと建築後、生活をし始めてからわかるので、知らないと優先順位は下がってしまうと思います。

もちろん、コストとのバランスを考えてにはなりますが、可能な限り基本性能は高めておくと快適で省エネな暮らしが出来ます。鎌田工務店で造る住宅は断熱・気密施工を丁寧にする事によって冬暖かい暮らしが出来る家を心がけています。もちろん、夏を涼しく住まうための建築的工夫も建築の教科書以上に施工しています。基本は建物の断熱強化、庇やLow-Eガラスなどによる日射遮蔽が主になりますが、壁や屋根、小屋裏内に熱を溜め込まず熱気を効率よく熱を抜く工夫をしています。つまり躯体換気(温度差換気)を十分機能させることです。次回の工事日記には内部の充填断熱や通気工法の記事を書きたいと思います。