基礎工事完了 宮城野区K様邸(断熱等級7)

 

 

 宮城野区K様邸では基礎工事が完了して建て方工事が間もなくスタートします。一番右上の写真は砕石の上に敷いている白いシートは「土間シート」と言いまして、コンクリートの下の土中からの湿気を上に上げないためのシートです。瑕疵保険の基礎の配筋検査も無事合格し、型枠が組み終わると床スラブのコンクリートと立ち上がり部分のコンクリートを二回に分けて施工します。

立ち上がりのコンクリートを施工してこの状態で数日間はコンクリートの乾かす期間の養生を行いコンクリートが固まってから型枠を外します。写真の基礎(ベタ基礎工法)は、建物の過重を均等にバランスよく支える基礎構造で、建物全体をしっかり支えると同時に地震などの外力を地盤に分散させる大切な役割を果たします。また、通常、基礎のコンクリート立ち上がり部分は幅150㎜が一般的ですが、鎌田工務店では外周部のみ幅180㎜にして強度を上げています。K様邸も許容応力度計算による耐震等級3を取得しています。

その配筋を第三者の検査員が図面通りに組まれているか確認をしていくのが配筋検査になります。上の写真は瑕疵保険の基礎配筋検査を受ける最中の写真で検査は指摘事項なしで合格致しました。検査前には提携している設計事務所の千葉さんにも確認して頂きました。鎌田工務店の家づくり(新築事業部)では、私(鎌田 竜也)がほぼ現場の施工管理をしています。ただ、確認申請の検査や瑕疵保険の検査などに業務提携している設計事務所さんも設計管理の立場で立会いの検査をして頂いてます。検査する立場が多く回数が多い事は、図面や現場のチェックに集中することができます。その分、事前にミスを発見出来て毎回スムーズに検査に合格出来ています。

 

 

外部と内部の給排水の水道工事も完了しました。配管を事前に行っておくのは、建物が出来てからだと外壁に傷をつけるリスクが減り、現時点の方が作業もしやすく、足場を外してからの日程を少なくすることができる為です。建て方の時には床下時合板もほぼ貼り終える為、建て方前に行うことで正確で早い作業を行うことができます。外部と内部の給排水工事が完了すると足場を組みいよいよ大工さんたちによる建て方を開始します。


 

 

K様邸は、シンプルな片流れ屋根の外観です。南側の大きな窓と大きな吹抜けとオープンなスチール階段があるのが特徴です。
長期優良住宅の認定の申請時の計算で、断熱等級7以上の基準となっています。付加断熱仕様の上げているK様邸のご自宅はUA値0.22に成ります。このスペックになると、実際の快適さや光熱費に影響が出るのは日射取得や日射遮蔽などの方が大きいと思います。住宅の性能が良くなると、間取りの自由度も上がるので、住む方の希望とする暮らしづくりの間取りで、少しでも良い提案が出来る様に、丁寧に考える事を大切にし日々の設計に励んでいます。