2025/03/22
仙台市のY様邸では仕上げ工事も大詰めです。
少し前になりますが、外部の足場も撤去しました。明るいグレージュの外壁にシャイングレーの樹脂サッシがアクセントとなる外観になりました。
玄関は少し奥まった位置でアクセントのウッド調の窯業サイディングを張っています。ジョイントが目立たないシーリングレスサイディングに成ります。
Y様邸の南側の軒の出は900㎜出しましたが、冬の日射は上手く入るように設計しています。夏は深い軒の出で日影が出来る設計です。
大工さんの造作工事が完了すると塗装屋さんや壁紙工事の内装屋さん、基礎仕上げの左官職人さんが現場に入っています。
塗装工事の後は、内装壁紙を張る職人さんが下地ボードの継ぎ目などのパテ処理を行っています。パテ処理をしっかりと行うことで、表面のクロスが綺麗に仕上がります。お施主様が壁紙ショールームで選んだ壁紙を間違いが無いように品番と仕上げ表を確認しながら貼っていきます。
まず、クロスを貼る前にボードの継ぎ目やビスの頭をパテで埋めて、平らにしていきます。このパテ処理は一回ではなく、2度・3度とパテを埋めてはサンドペーパーでこする作業を繰り返します。このパテ処理が少し粗くてもクロス自体の厚みがある程度あれば、仕上げにはそれほど影響がでません。しかし機能性がある壁紙クロスや、厚みが薄い壁紙の場合、下地処理が粗いと仕上げに出てしまう為、壁紙職人さんの腕の差が出ます。職人さんが、下地処理を丁寧に仕上げて頂いてるので内装工事の仕上げ工事には時間をかけています。
内装工事の壁紙の職人さんが、完了すると水道工事の設備屋さんや玄関ポーチのタイル職人さん照明器具取付の電気工事士さんが現場に入ります。鎌田工務店の協力業者の職人さんはほぼ20年以上の付き合いのある方々に施工して頂いてます。中には30年以上の方も居て先代の父の時からお世話になっている職人も多いです。こちらの求める精度を理解し、それを実現できる腕のある職人さんが居るのは本当に助けられています。寒い中でも、頑張ってくれている職人さん達にはいつもながら感謝しております。
それと、鎌田工務店の防火板の内装下地は、吉野石膏さんのピンク色のボードで、「ハイクリンボード」と言います。ハイクリンボードは「シックハウス症候群」の原因となっているホルムアルデヒドを吸収し、さらに分解する石膏ボードに成り下地材もより良いものを採用しております。
まだ装飾棚や可動式の棚の取り付けや、施工が残っていますので来週以降に施工していく予定です。
タイル工事や、水廻り設備機器の取り付けに、検査等が残っていますが来月のお引渡しに向けて準備を進めていきます。